エステサロンの必需品の一つ、ヒートマット。一般的に汗をかく目的で使われるサロンも多いと思いますが、タイミングによっては脂肪燃焼を促す効果があり、痩身エステでは必需品となっています。ヒートマットを正しく使って、エステの効果をもっと出していただけるようにこのコラムを執筆しました。まだヒートマットを導入していないサロンオーナー様やメニュー作りで悩まれているオーナー様に参考にしていただき、新人スタッフの研修用資料としてもぜひご活用ください。
痩身エステではマスト!ヒートマットを使う理由とは
多くの痩身エステサロンではヒートマットを導入しています。また、リラクゼーションやフェイシャルエステ、整体など幅広い業態でも活躍。ヒートマットを使う必要性を解説します。(美ガーデンのヒートマット一覧はこちら→)
なぜ痩身エステではヒートマットが必要なのか
痩身エステでヒートマットを取り入れている理由は主に3つの理由があります。具体的には、以下のような効果が期待されます。
- 汗をかいて水だしをすることでサイズダウンできるから
- 体を温めることでトリートメントの効果を引き上げてくれるから
- キャビテーション後に使うことで体脂肪の燃焼を促すから
以上の理由でサロンにヒートマットを導入しています。
痩身サロンの中では、カウンセリング時とトリートメント終了後にウエストなどのサイズを計測する場合があります。瘦身エステでよくあるキャビテーションやEMSは基本的にその場でサイズがダウンする施術ではありません。もみほぐし等を行い、体から余計な水分を流してあげることで即時でサイズに変化がでます。ヒートマットを使って汗を大量にかくと脂肪が減るわけではなく、水分が抜けて引き締まることで体をスリムにしてくれます。ビフォーアフターでサイズに大きな結果を出すことでお客様へインパクトを与え、満足度に繋げてあげることが可能になります。(発汗タイプのヒートマットはこちら→)
また、施術前に体を温めることで、トリートメントの効果を大幅に引き上げてくれます。血液循環が良い状態では、痩身だけでなくフェイシャルや肩こり等にアプローチするリラクゼーションエステがより効果的になります。血液循環が低い状態というのは痩せにくく、老廃物が流れにくい状態です。筋肉のコリに関しても、巡りが悪い状態では筋肉が硬くなっているのでヒートマットで温めることが大切です。この目的でヒートマットを導入する場合、遠赤外線タイプを選んで、体の内部を温めるようにしましょう。(フェイシャルエステにおすすめのヒートマットはこちら→)
意外と知られていないポイントとしては、キャビテーション後にヒートマットに入ることで脂肪燃焼を促す効果があることです。キャビテーショントリートメント後、脂肪燃焼のゴールデンタイムは約3時間。この時間内にいかに脂肪を燃焼させるかが痩身エステの結果に響いてくるのです。有酸素運動や入浴などが推奨されますが、エステならばヒートマットで温まることが有効的。実は美ガーデンでは、キャビテーション後はEMSよりもヒートマットをおすすめしています。EMSは筋肉収縮が中心。筋力を向上させ、ぽよんとしたお肉を引き締める効果がありますが脂肪燃焼は少なめ。ヒートマットは代謝促進に直結するため、脂肪燃焼効率が高いとされます。(発汗タイプのヒートマットはこちら→)
リラクゼーションサロンでもヒートマットは導入されています
整体やオイルマッサージ、着衣のリラクゼーションサロンでもヒートマットを見かけるかと思います。痩身サロンでは主にラップタイプ(三つ折り、二つ折り)のものが使われており、熱が逃げないようにくるむので汗がかきやすい構造になっています。リラクゼーションサロンで主に導入されているのは敷きタイプのヒートマット、ホットカーペットのような形状です。もちろん冬場は施術中の寒さ防止で導入されることもありますが、夏場でも遠赤外線タイプを選ぶことで血流が良くなり、施術効果が向上します。オイルマッサージにも対応できる撥水加工の施されたものも多くありますので、自分のスタイルにあったヒートマットを選びましょう。(リラクゼーションサロンで人気のヒートマットはこちら→)
家庭でもヒートマットを使う人が続出!
「エステサロンで使ってよかったから」「ヒートマットを使うとよく眠れる」といった声もあるように、本来サロン業務用だったヒートマットをご家庭で使う方も増えてきました。ホットカーペットのように使いやすい敷きタイプのヒートマットはもちろん、サウナや岩盤浴に行く代わりにラップタイプも人気があります。高価なものだと、岩盤浴に使われる石がそのまま施されているヒートマットも。家で気軽にサウナ体験ができることにメリットを感じる方が多いようです。ヒートマットの故障の原因で多いのが断線。ご家庭用だと折り畳むことも多いと思います。その場合は断線の少ないカーボンファイバータイプのヒートマットをおすすめします。(家庭用で人気のヒートマットはこちら→)
ヒートマットにはどんな効果がある?遠赤外線って?
ヒートマットには種類がいくつかあり、その種類によって使われるシーン、効果が異なります。ここでは、サロンやご家庭で臨む効果を選びつつ、適切なヒートマットを選べるようにしました。
ヒートマットで遠赤外線タイプを選ぶメリット
冷え性の改善や温活が流行している今、人気のヒートマットは遠赤外線タイプであることが多いです。遠赤外線が体に良いということは有名ですが、通常のヒートマットと比べ、遠赤外線タイプのものは体の温め方のアプローチが通常と異なります。物が温まるには基本的に3種類の方法があります。
物の温まり方の違い
| 熱の伝わり方 |
温め方 |
例 |
| 伝導 |
物同士が触れ合った時に熱が移動する |
フライパンで物を焼く |
| 対流 |
空気や水などの流体が動くことで熱が運ばれる |
サウナに入って汗をかく |
| 放射 |
赤外線などの電磁波で離れた場所に熱が伝わる |
太陽の光で体が温まる |
この3つの熱の伝わり方のうち、放射は体の内部を温めます。ホッカイロやホットカーペットによる伝導、お風呂やエアコンによる対流では体の外側から温めるため、角質の温度が上がり肌が乾燥しやすく、血流をあたためてくれるまで時間がかかります。一方、遠赤外線による放射では皮下数mmを直接温めるため、毛細血管がすぐにその熱を血流まで伝えてくれます。通常のヒートマットでは基本的に伝導、ラップタイプだと対流で温めますが、遠赤外線タイプでは放射も加わります。
血流がよくなることで酸素や栄養が各器官に届けやすくなり、体温が上がることで内臓や筋肉等の細胞の活動が活発になります。通常のヒートマットに比べ、低い温度に設定しても体が温まりやすくなり、皮膚の低温やけど防止にも役立つのでとてもおすすめです。
ヒートマットはキャビテーション後に使うと効果がすごい!
あまり知られていないのですが、キャビテーションを提供するサロンではぜひトリートメントの後にヒートマットを取り入れていただきたいと考えています。キャビテーションをかけただけでは脂肪はなくなりません。キャビテーションをかけると体脂肪(中性脂肪)がグリセロール(糖としてエネルギーに使われる)と遊離脂肪酸に分かれます。この遊離脂肪酸が血中を通してミトコンドリアまで運ばれ、エネルギーに変換されることで初めてなくなるのです。
キャビテーションをかけたあと、血流を良くして遊離脂肪酸を運ぶこと、ミトコンドリアが脂肪燃焼することをサポートする必要があります。キャビテーション直後から3時間ほどは脂肪燃焼のピークタイムを迎えるため、この時間を有効活用してあげるとダイエットを成功に導きやすくなるのです。もちろん有酸素運動や入浴などがおすすめですが、エステではヒートマットに入ることで脂肪燃焼を促すことが可能です。
ヒートマットを使い体温が上がることでその時間の代謝が上がります。そしてリパーゼという脂肪燃焼を促す酵素の働きが活発になるため、脂肪酸を血中に放出する手助けをしてくれるのです。ヒートマットで大量発汗すると、体液バランスが変わり浸透圧調整のために脂質代謝が進むので汗をかける設定にすることも大事になります。体温が上がり血流がよくなることもそうですが、筋肉の緊張が緩和されることも酸素を運ぶ量が増える原因となり、ミトコンドリアを活発にさせます。体温が上がればホルモンバランスが変わることも痩せの要因の一つです。
キャビテーショントリートメント後、エンドユーザー様が3時間以内に入浴や有酸素運動を取り入れることは難しいので、エステサロンで積極的にヒートマットを使って燃焼を促してあげましょう。
ヒートマットを使えば全身の体温・血流アップが可能
ヒートマットを60度前後に設定してじんわり温めることで、全身の血液循環が良くなります。体温が上がり血流が上がることで痩せやすい体になるのはもちろん、老廃物や余分な水分の排出が促されるため、むくみやだるさの解消にもつながります。特にフェイシャルトリートメントを行っている間にボディはヒートマットで温めることでお顔がすっきりし、美肌を目指すことが可能です。局所的な施術だけでは届かない「全身の代謝アップ」が実現できるのは、ヒートマットならではのメリットです。
ヒートマットで体を温めると血流が改善されるだけでなく、筋肉がやわらかくほぐれやすい状態になります。冷えや緊張で硬くなった筋肉が緩むことで、整体やマッサージの効果も高まりやすくなります。温熱によるリラックス作用で自律神経も整い、心身ともに代謝の上がりやすいコンディションへ導くことができます。エステサロンだけでなく整体やマッサージ店にもヒートマットを導入しているのはこのためです。
体温が1度上がるだけで体の酵素が活発に動くので代謝が約10%上がります。そして血流は20~30%上がります。内臓が温まることで内臓の動きが活発になり、消化や吸収効率が良くなります。肝臓も元気になるので代謝が進み、腎臓はより老廃物の排出を促します。筋トレしている人にとってはインスリン感受性が改善されるので、筋肉分解を抑えるというメリットも。挙げたらきりがないのですが、体温が高い&血流が良いというのがいかに美容や健康に貢献しているかを強くアピールしたいと思います。
ヒートマットで汗をかいてむくみ解消&すっきり!
ご家庭用でヒートマットを購入される方にも人気が高いのはやはり発汗作用ではないでしょうか。特にラップタイプ(三つ折り、二つ折り)のヒートマットは体を包んで温めるため、熱が逃げにくく、個人サウナ空間を作りだすことができます。ヒートマットを使えばサウナに行かなくても汗がかけると人気です。
基本的にはサウナの効果と同じですが、汗をかくことのメリット“むくみ解消・代謝アップ・美肌・疲労回復・リラックス”を紹介します。汗をかくことで体内の余分な水分や老廃物が排出され、むくみがすっきり。汗をかくこと自体がカロリーを消費しますので代謝も上がります。さらに毛穴から老廃物が押し出されることでお肌の透明感も高まり、美肌づくりにも役立ちます。血流が良くなることで筋肉のこわばりや疲労物質も流れやすくなり、体が軽くなる実感も得られるでしょう。そして、温熱で交感神経→冷却で副交感神経にスイッチすることによるリラックス効果で自律神経も整いやすく、ぐっすり眠れる方も多いのです。
とても人気があるサウナですが、あえてサウナではなくヒートマットで汗をかくことを選んでいる人もいます。ヒートマットは顔まで入らないため、のぼせにくく、顔や髪の毛が乾燥しにくいというメリットがあります。顔が熱くないことで呼吸もしやすい人も多いようです。美容のためにあえてヒートマットを選ぶ方もいらっしゃるので、サウナで肌や髪の乾燥が気になっている方にはぜひおすすめです。
ヒートマットはどう使う?種類別に解説!
美容業界での調査で、経営主体のうち「個人経営」が67.7%というデータがあります。つまり個人エステが多いのですが、個人サロンでは 「ベッドを回す(複数の顧客を同時進行させて効率化する)」 ということが起きにくいため、放置施術できるヒートマットは導入されない店舗が多いのが現状です。ですがヒートマットはその導入予算に比べて非常にコスパの良い効果を提供することができるので、我々はヒートマットの導入をプッシュしています。もちろん施術中に使える敷きタイプのヒートマットはラップタイプが必要ないサロンでもマスト品です。「周りに使っているサロンがないわ」という方も多くいらっしゃると思いますので、美ガーデンのヒートマットを使って使い方をご紹介していきます。
2つ折り、三つ折りタイプのヒートマットの使い方
お客様の体を全身包んで発汗を促すことが可能なラップタイプ(二つ折り、三つ折り)のヒートマットの使い方をご紹介します。(三つ折りタイプのヒートマットはこちら→)
STEP1─ベッドにマットを広げて敷く
エステベッドにヒートマットを広げましょう。その際に、お客様が寝る面をベッドに合わせてセットし、マジックテープなどがついている覆い被せる方はベッド横に垂らしましょう。この時、予熱としてヒートマットを60度程度に温めておくことをおすすめします。ヒートマットは温まるまで5-10分ほどかかるので早めの準備がよいでしょう。
STEP2─ヒートマットの上にタオルとパラフィンシートを敷く
先ほど広げたヒートマットの上に、ベッドシーツサイズのタオルを敷き、その上にパラフィンシートをヒートマットのサイズに合うように敷きましょう。タオルを敷くことでお客様の体へ体温やけどを起こすことを防ぎます。ヒートマットは電熱線の関係で、線のある部分に熱が集中しやすいのです。そこにタオルというクッションがあることで、体がまんべんなく温まり、火傷のリスクを軽減します。また、ヒートマットを長持ちさせるためにパラフィンシートは必須です。特に発汗を促す使う方では必ず用意しましょう。このパラフィンシートがあることで、お客様の体からでた汗を溜めておくことができます。また、ヒートマット使用後にオイルトリートメントをする際も防水シート代わりになります。ベッドサイズにカットできる防水不織布シートは、汗が流れてしまいヒートマットに染み込んで故障の原因になりますので代替品になりません。
STEP3─お客様に横になっていただく
基本的に仰向けで寝ていただきます。頭に枕、クッション代わりになるものを用意しましょう。頭の位置ですが、ラップタイプのヒートマットは首回りにカットが入っています。その部分に合わせるようにしましょう。

STEP4─パラフィンシートを巻きつけ、タオルを被せる
横になったお客様にパラフィンシートを巻きつけます。その際に汗が漏れ出ないよう、お客様の体の上でシートが交差するようにしましょう。次に、下に敷いたのと同じベッドシーツサイズのタオルをお客様の上にかけて包みます。
STEP5─ヒートマットを被せて留める
ヒートマットをお客様に被せましょう。ヒートマットは大きくて重いので、いきなり顔にばさっとかかるとお客様もびっくりしてしまいます。足元から滑らせるように被せていきましょう。ラップタイプのヒートマットは基本的に「マジックテープ」「ファスナー」「バックルベルト」どれかで留めます。マジックテープタイプの場合は同じように足の方から固定していきましょう。ヒートマットに耳があるタイプのヒートマットは散熱予防に耳をしまうと良いです。

STEP6─肩、首回りにタオルをつめる
ヒートマットで汗をかくには散熱は天敵。空気の通り道になる顔周りをしっかり包みましょう。体をじんわり温める目的で使う場合、体上部が熱くなるとのぼせてしまうお客様にはここでタオルの包み具合を調整すると半身浴のようにのぼせにくくなりますよ。
STEP7─ヒートマットで温める
いよいよ温め開始です。サウナのように発汗したい人、ダイエットで使う場合は設定温度は約70度、20分から30分程度入るのが良いでしょう。また、内臓をあたためたり、フェイシャルエステ中に代謝を促し美肌作りをしたい場合は約60度、30分から40分程度がおすすめです。
ただし火傷のしやすさには個人差がかなりあり、これらは目安です。また、敷いたタオルによっても火傷しやすさは左右されます。お客様にヒアリングしながら最適な温度を探すようにしましょう。
ヒートマットで発汗し終わった後にオイルマッサージなどのトリートメントを行う場合、ヒーターはつけたままヒートマットを開いてトリートメントを行います。
STEP8─使用後のケア
ヒートマットを使い終わり、お客様がベッドから降りられた後、お手入れをしましょう。汗のたまったパラフィンシートはこぼれないよう包んで、汗を流し可燃ごみに捨てます。基本的にパラフィンシートを正しく使えばヒートマットに汗やオイル等つくことはありませんので、そのまま開いたまま干しておきます。万が一ヒートマットが汚れてしまった場合、固く絞ったタオルで拭き取ります。この時アルコールは使えませんので注意しましょう。アルコールを使うと生地がボロボロになる可能性があります。また、ヒートマットに大量の水分、油分が染み込んでしまうとマットの故障に繋がります。ほとんどのヒートマットには内部に温度センサーがあり、それが故障してしまうと温度が上がらなくなるので注意が必要です。ヒートマットの臭いが気になる場合、薄めた重曹水を使って優しく拭くのもおすすめです。次亜塩素酸水はPVC(生地)の劣化を早めますので使用頻度には気をつけましょう。
敷きタイプのヒートマットの使い方
(敷タイプのヒートマットはこちら→)
STEP1─ベッドにマットを広げて敷く
エステベッドにヒートマットを広げましょう。この時、予熱としてヒートマットを60度程度に温めておくことをおすすめします。ヒートマットは温まるまで5-10分ほどかかるので早めの準備がよいでしょう。
敷タイプのヒートマットの中には、うさぎのように耳のついた「有孔ベッド対応マット」、四角いシングルサイズの「無孔ベッド対応マット」、必要な長さだけ有した「有孔無孔両対応マット」といった種類があります。お使いのエステベッドの形状や、お客様が寝る位置を考えてマットを設置しましょう。ベッドよりも短い有孔無孔両対応マットの場合は、頭部は温めなくてもよいので、仙骨(尾てい骨の少し上)が中心になるようにセットするのがおすすめです。脚もしっかり温めることで全身の血流がよく廻りやすくなりますよ。
STEP2─タオルやパラフィンシートなどを敷く
ハンドマッサージであればヒートマットの上にタオルを敷きましょう。オイルトリートメントならその上に防水シートやパラフィンシートを敷くことをおすすめします。分厚いPVC製の防水マットは便利ですが、ヒートマットが遠赤外線タイプの場合、PVCが遠赤外線を遮断してしまうため、芯から温まる効果が減少してしまうので注意が必要です。

STEP3─お客様に横になっていただく
敷タイプのヒートマットに横になっていただきます。仰向けの場合、そのまま寝ていただければよいのですが、有孔ベッドを使う際は位置に注意しましょう。お客様に寝ていただいたら上にタオルをかけると散熱を防ぎ、より温まりやすくなります。
STEP4─ヒートマットで温める
敷タイプのヒートマットはほとんどの場合、寒さ対策で導入されています。ベッドをひんやりさせたくない場合で、60分以内の施術の場合は45-50度くらいがいいでしょう。60分超える施術の場合はのぼせてきてしまうので40度程度にすることをおすすめします。岩盤浴のように汗を促したり、一気に代謝を上げたい場合は約60度がおすすめ。60度以上に設定する場合、30分以上の使用では火傷のリスクが高まりますので注意が必要です。
STEP5─使用後のケア
お客様がベッドから起きられたら、基本的にお手入れせず次のお客様をすぐご案内してもOKです。不織布シートやタオルを交換するだけで、マットの拭き取りは必要ありません。ただし、汗や施術用のクリーム等が付着してしまった場合はすぐに拭き取らないと、ヒートマットの生地が傷みますので注意しましょう。敷タイプのヒートマットは基本的に汗をかくことを目的としませんので、頻繁に拭き取ったり広げて乾かしたりしなくても大丈夫です。ただし、ドーム型のヒートマットと併用する場合は、ヒートマットに汗が染み込まないように十分に注意して取り扱ってください。
セパレートタイプのヒートマットの使い方
※セパレートタイプのヒートマットはお客様を包むところまでラップタイプのヒートマットと基本的に同じ手順です。(セパレートタイプのヒートマットはこちら→)
STEP1─ベッドにマットを広げて敷く
エステベッドにヒートマットを広げましょう。その際に、お客様が寝る面をベッドに合わせてセットし、マジックテープなどがついている覆い被せる方はベッド横に垂らしましょう。この時、予熱としてヒートマットを60度程度に温めておくことをおすすめします。ヒートマットは温まるまで5-10分ほどかかるので早めの準備がよいでしょう。
STEP2─ヒートマットの上にタオルとパラフィンシートを敷く
先ほど広げたヒートマットの上に、ベッドシーツサイズのタオルを敷き、その上にパラフィンシートをヒートマットのサイズに合うように敷きましょう。タオルを敷くことでお客様の体へ体温やけどを起こすことを防ぎます。ヒートマットは電熱線の関係で、線のある部分に熱が集中しやすいのです。そこにタオルというクッションがあることで、体がまんべんなく温まり、火傷のリスクを軽減します。また、ヒートマットを長持ちさせるためにパラフィンシートは必須です。特に発汗を促す使う方では必ず用意しましょう。このパラフィンシートがあることで、お客様の体からでた汗を溜めておくことができます。また、ヒートマット使用後にオイルトリートメントをする際も防水シート代わりになります。ベッドサイズにカットできる防水不織布シートは、汗が流れてしまいヒートマットに染み込んで故障の原因になりますので代替品になりません。
STEP3─お客様に横になっていただく
基本的に仰向けで寝ていただきます。頭に枕、クッション代わりになるものを用意しましょう。頭の位置ですが、セパレートタイプのヒートマットは首回りにカットが入っています。その部分に合わせるようにしましょう。

STEP4─パラフィンシートを巻きつけ、タオルを被せる
横になったお客様にパラフィンシートを巻きつけます。その際に汗が漏れ出ないよう、お客様の体の上でシートが交差するようにしましょう。この位置がずれてしまうと、セパレート部分を開いた際にトリートメントしにくいので注意です。ラップタイプのヒートマットではこの時に、更に上にタオルをかけることをおすすめしていますが、セパレートタイプのヒートマットを使う時はトリートメントしながらヒートマットを使うため、タオルは邪魔になるため不要です。
STEP5─ヒートマットを被せて留める
ヒートマットをお客様に被せましょう。ヒートマットは大きくて重いので、いきなり顔にばさっとかかるとお客様もびっくりしてしまいます。足元から滑らせるように被せていきましょう。セパレートタイプのヒートマットには各部位が開くためのファスナーがありますが、それは基本的にすべて閉じた状態で被せます。ヒートマットに耳があるタイプのヒートマットは散熱予防に耳をしまうと良いです。
STEP6─肩、首回りにタオルをつめる
ヒートマットで汗をかくには散熱は天敵。空気の通り道になる顔周りをしっかり包みましょう。体をじんわり温める目的で使う場合、体上部が熱くなるとのぼせてしまうお客様にはここでタオルの包み具合を調整すると半身浴のようにのぼせにくくなりますよ。セパレートタイプのヒートマットで包んだあとすぐにデコルテやフェイシャルのトリートメントを行う場合はこのタオルは不要です。

STEP7─ヒートマットで温める
いよいよ温め開始です。セパレートタイプのヒートマットはラップタイプのように包んだまま放置しておくトリートメントも可能ですが、施術中に使うことが可能です。痩身エステの場合は60度から70度程度、フェイルや整体でしたら50度から60度。リラクゼーションなら40度から50度がよいでしょう。
ただし火傷のしやすさには個人差がかなりあり、これらは目安です。また、敷いたタオルによっても火傷しやすさは左右されます。お客様にヒアリングしながら最適な温度を探すようにしましょう。
STEP8─セパレート部分を開いてトリートメントを行う
セパレートタイプのヒートマットは商品によって2分割、3分割のものがあります。施術する部位の留め具やファスナーを開いてベッドに垂らします。開いた部分のパラフィンシートを広げ、肌を露出させます。ヒートマットの温度設定はそのまま施術してOKです。開いた部位のトリートメントが終わったら一度閉じて、他の部位を行っていきます。
STEP9─使用後のケア
ヒートマットを使い終わり、お客様がベッドから降りられた後、お手入れをしましょう。汗のたまったパラフィンシートはこぼれないよう包んで、汗を流し可燃ごみに捨てます。基本的にパラフィンシートを正しく使えばヒートマットに汗やオイル等つくことはありませんので、そのまま開いたまま干しておきます。万が一ヒートマットが汚れてしまった場合、固く絞ったタオルで拭き取ります。この時アルコールは使えませんので注意しましょう。アルコールを使うと生地がボロボロになる可能性があります。また、ヒートマットに大量の水分、油分が染み込んでしまうとマットの故障に繋がります。ほとんどのヒートマットには内部に温度センサーがあり、それが故障してしまうと温度が上がらなくなるので注意が必要です。ヒートマットの臭いが気になる場合、薄めた重曹水を使って優しく拭くのもおすすめです。次亜塩素酸水はPVC(生地)の劣化を早めますので使用頻度には気をつけましょう。
ヒートマットをサロンに導入するには?
美ガーデンは現在日本企業でも最もエステ用ヒートマットを販売しているメーカーです。サロン様からのレビューはもちろん、一般家庭でご使用いただいている方からも大変ご好評をいただいています。